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歯内療法・根管治療
治療の流れ
虫歯が深く歯の神経を除去する必要がある場合は、根管治療（歯内療法）を行います。建築に例えると、基礎工事にあたります。どんなに美しい建物も、基礎がしっかりしていなければお話になりません。神経が入っている根管の形は非常に複雑で、千差万別です。それをリーマーなどの道具で傷んだ組織や細菌を取り除いて滑らかな形になるよう仕上げ、隙間なく根充剤を詰めていきます。
より良い処置を追求するには、マイクロスコープや歯科用CT撮影、各種機器や専用薬剤が必要になります。非常に時間を要する治療であるにも関わらず、保険診療では十分な時間をかけられないため、結果として再治療や抜歯になることが多くなると考えています。
自由診療のマイクロ歯内療法では、60～90分かけてしっかりと処置を行うため、再発の可能性を下げることができ、治療回数を抑えることにつながります。
マイクロ歯内療法の費用
抜髄から根管充填含む
| 前歯 |
治療期間目安:2週間~
治療回数目安:1回~3回
|
¥88,000 貼薬交換 ¥5,500 |
|---|---|---|
| 小臼歯 |
治療期間目安:2週間~
治療回数目安:1回~3回
|
¥110,000 貼薬交換 ¥5,500 |
| 大臼歯 |
治療期間目安:2週間~
治療回数目安:1回~3回
|
¥132,000 貼薬交換 ¥5,500 |
※表示価格は税込みです。
再根管治療から根管充填
| 前歯 |
治療期間目安:2週間~
治療回数目安:1回~3回
|
¥110,000 貼薬交換 ¥5,500 |
|---|---|---|
| 小臼歯 |
治療期間目安:2週間~
治療回数目安:1回~3回
|
¥132,000 貼薬交換 ¥5,500 |
| 大臼歯 |
治療期間目安:2週間~
治療回数目安:1回~3回
|
¥110,000 貼薬交換 ¥5,500 |
※表示価格は税込みです。
マイクロ歯内療法
マイクロ歯内療法は、通常のレントゲン検査に加え、歯科用CTによる検査を行って根幹の形状や向き、深さを詳しく把握します。加えて、患部周辺を隔壁とラバーダムというシートで覆って、だ液や細菌が入り込まない状態を作ります。
傷んだ神経や周辺組織を除去するのに使うのは、Ni-Tiファイルやステンレスファイルという器具です。一般的に使われる器具よりもしなやかで、曲がった根幹にも対応しやすく、中で折れにくいというメリットがあります。6倍に拡大して見ることができる拡大鏡や、倍率12倍のマイクロスコープを用いて精密に治療します。マイクロ歯内療法は一回あたりの治療時間を1時間取らせて頂くこと、リーマー、ファイル類を毎回新品交換しておりますため自費での処置となります。一年以内の再発につきましては無償対応させて頂きます。ただしマイクロ歯内療法でも保存不可能なケースがあります。すべての症例で有効ではない場合もあります。（根の破折やマイクロクラックがある場合は予後不良ケースとなります。）マイクロ歯内療法済みの歯牙が不幸にも抜歯となった場合、自費治療費の返還やその後の補綴処置費用との相殺を致します。
保険根管治療と自費根管治療の比較
| 保険 | 自費 | |
| 通院回数 | 7回～8回 | 1回～3回 |
| 1回の治療時間 | 30分 | 60分～90分 |
| 視野 | 肉眼 | マイクロスコープ |
| 使用する器具 | ステンレスファイル(滅菌して再利用) | Ni-Tiファイル(新品) |
| 衛生環境 | 必要に応じてラバーダム | ラバーダム有り |
| 使用する薬 | ガッターバーチャ | MTAセメント |